小川隆夫ONGAKUゼミナール 〜秋に聴くボサノヴァ〜 かぶりつき!イベントレポート

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    秋晴れの連休初日。神戸の街は、ジャズストリートでいつもよりも人通りが多く賑やかでした。南京町を横目にJazz&Cafe M&Mへ。

    今年で3回目となるM&Mでの小川隆夫のONGAKUゼミナール。回を重ねるごとにお客さんが増え、今回は満席のようでした。ボサノヴァ・アーティスト中村善郎さんを迎えて対談とスペシャルライブが用意されていたためでしょう。

    私はぎりぎり滑り込みで会場入りしたのですが、幸運にも小川さんの前、80センチくらいの席へ納まりました。

    司会はTJCのメンバーでもある安田英俊さん。ジャズジャーナリストと小川さんを紹介して、さっそくスタート。

    まず、第一部は小川さんによる、ボサノヴァの来歴解説。どのようにブラジルで生み出されたのか、ジャズとどのような関係にあるのかを説明されました。

    ボサノヴァの誕生は1950年代、当時ブラジルが一時的に民生時代でした。当時はヴァルガス大統領の時代、ブラジルの基礎ができたといわれるころです。

    1956年ごろナラ・レオンの自宅サロンに外交官で詩人のヴィニシウス・ジ・モラエス、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンらが集まり、ブラジルのサンバに、アメリカのクールジャズのテイストを取り入れて作ったそうです。

    そして、CDから曲をエピソードを交えてご紹介。まず「シェガ・ジ・サウダージ(想いあふれて)」。この曲はボサノヴァ第一号の曲と言われています。最初にこの曲を録音したエリゼッチ・カルドーゾと、本家のジョアン・ジルベルトのバージョンを聞き比べました。

    そして、アントニオ・カルロス・ジョビン「イパネマの娘」。言わずとしれた、ボサノヴァの代表曲ですが、ジョビンとモラエスが海岸近くのバーで見かけた実在の少女のことを題材に曲にしたそうです。

    その他に、スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト「コルコヴァード」
    アストラッド・ジルベルト「ハウ・インセンシティブ」
    ルイス・ボンファ「カーニヴァルの朝」
    ワルター・ワンダレイ「おいしい水」
    を紹介されました。

    小川さんは、ボサノヴァにあう楽器として、ギターの他に、トロンボーン、フルート、オルガンを挙げましたが、紹介された曲の中では「おいしい水」のワルター・ワンダレイのオルガンがなんともリリカルでいい感じでした。

    第二部は小川さんと中村さんのトーク。中村さんは、スニーカーにTシャツという、リラックスしたいでたちで登場です。

    まず中村さんのボサノヴァとの出会いについて小川さんが尋ねました。中村さんは大学時代、特に当時の音楽には関心はなく、ギターも弾ける程度だったそうです。ところが、オイルショックのあおりを受けて大学卒業後は就職難のさなか。そこでブラジルにバックパッカーで旅行に出かけ、旅先のバールでミュージシャンたちに出会い、ボサノヴァの手ほどきをうけたのが始まりだったそうです。

    ボサノヴァの特徴は、聞き手を自分のほうに引きつけるようなスタンス。演奏時は通常緊張で呼吸が浅くなることが多いのですが、ブラジルのボサノヴァ・アーティストは息が深く、長い。それはあくまで自分の世界の中の音楽に相手をひきつけるように演奏するからだと中村さんは言います。
     
    第三部はお待ちかね、中村さんの演奏は「サマー・サンバ」でスタート。まったくの生で歌われました。ギターはつま弾くように、歌はささやくように。外は夕暮れ、半分空いたカフェの窓の外からはかすかな風が入るだけで、街の喧騒は遠くに聞こえます。静まり返った中で、会場はたちまちブラジルの匂いに包まれました。

    スタンダードナンバーはもちろんなのですが、中村さんオリジナル曲「大地」の演奏も、少しエッジが効いていて聴きものでした。アンコール1曲もあり、予定時間をこえてたっぷり演奏していただきました。

    そして最後は質問タイム。スタン・ゲッツが一時期、ボサノヴァを演奏しなくなった背景についての質問が出されました。小川さんいわく、スタン・ゲッツはなかなかに商売っ気があり、ボサノヴァで一気に人気がでてギャラも高くなったが、相変わらずボサノヴァを演奏できるのは小さいライブハウスしかなかった。でも、それだと高いギャラを取れなくて、演奏しなくなったというのが真相だそうです。


    予定時間を30分近くオーバーして、ようやく終了。私は帰り際に、中村さんにひとつ質問してみました。日本では、ボサノヴァが夏の風物詩のように扱われていますが、どうとらえますか、と。するとブラジルでは冬の方がよく聞かれる、とのお答えでした。ブラジルでは夏はにぎやかなサンバの方が好まれるようです。日本でのこのイメージは「イパネマに娘」の大ヒットの影響、とのこと。なるほど、ヒットも考えものだと思いました。

    ボサノヴァを鼻歌に、秋深まるとっぷりの夕闇の中、南京町の赤いランタンを横目に会場を後にしました。


    (筆:奈良 Photo:しろくま)



    平木かよ ジャパンツアー2011秋

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      東播ジャズ倶楽部(以下TJC)旗揚げライブでもお世話になったNY在住のジャズピアニスト平木かよさんの関西を中心にまわる2011秋ツアー。
      今回TJCが直接・間接的に関わった各所ライブについてのショート・コメントです。


       10月5日(水) 15:30〜
        Solo piano,Vocal & Talk
        会場:加古川「スカーレットの小鳥」

      最近、加古川のミュージック・スポットとしてアクティブな「スカーレットの小鳥」でのライブ。
      トリオで演奏することが多い彼女ですが、今回はソロピアノです。
      ピアノ一本だからこそ伝わる平木かよの凄さとでもいうのでしょうか。
       
      流れるような美しい音の数々。
      歌も心情を伝えようとする様が手に取るように伝わります、まさに「かよイズム」満載。
      さらりと弾くピアノの中に、ダイナミックながら繊細なテクニックが光り、「静の中の動、動の中の静」。能のような 崇高とも感じるような プレイが 端々に感じられました。
      2年前に聴いた「荒城の月」は、年月を経て また新たに変化したように感じました。
      ソロだと、プレイヤーの人柄がより伝わり、音の中に人生すら感じてしまいます。


      トークショーということもあり、アメリカでのお話や、ツアー先のお国柄によって観客の反応が違うことなど、普段聴けないエピソードが盛りだくさん!思わず聞き入ってしまいました。

      普段の平木かよとはひと味ふた味違ったコンセプトのライブだったのではないでしょうか。

      (筆&Photo:RIKA)


       10月6日(木) 20:00〜
        会場:垂水「JB-5」
        平木かよ(pf)、奈良原裕一(ba)、川上隆幸(dr)

      もともとフェミニンな表現の中に熱情を偲ばせて、それを垣間見せてくれるKayoさんのピアノ。
      だが、今年はもう一枚皮が剥けて、中から生まれたばかりの細胞が見えるかのような演奏だった。

      昨年明石市のPOCHIで聴かせてもらった演奏も力強いものだったが、僕の耳にはややアーティキュレーション不足に聴こえていたのも事実。それに比して、今年は粒立ちの煌めく一音一音のエネルギーが、滝の飛沫のように客席に降り注ぐ。お店の音響環境の良さ?サイドメンの配慮の行き渡ったサポートの賜物?懸命に耳を欹てる熱心なオーディエンス達との呼応力学?・・・たしかにそういったものもあっただろう。


      しかし、前のめりしそうなぐらいの1stステージを聴いて、あれ〜この一年に何かあったのかなと思わされたぐらいであった。勢い余って2ndステージに予定されていた曲までやってしまわれましたが、これはご愛敬。ジャズライブってそんなところがいいんだよな。
      後半ステージはやや大人しめ・・・。ラスト曲、アンコール曲にボサノヴァの選曲で、お洒落にまとめていただきました。



      (筆&Photo:しろくま)


      10月7日(金) 20:00〜
        会場:姫路 「George Adams」
        平木かよ(pf)、フジイクニヒコ(ba)、吉川弾(dr)

      平木かよ関西ツアー・サポートのべーシスト フジイクニヒコさんのホームとも言うべき  Geoge Adamsでのスーパーライブ。

      レポートを一昨年、昨年と書いてきましたが、今回一番パワフルでパンチの効いたトリオでした。
      うねるように次々と迫りくる音の粒、それに身を任せると、心地のよいことこの上なし。
      バシっと決めるところが また格好いい!!


      トリオならではのグルーヴィーでスウィンギーな選曲も多数あり(「あなたと夜と音楽」や「夜は千の眼を持つ」・・・etc)、聴き応えあり!!!!でした。
      それぞれのアドリブもノリにのっていて、やはり満員効果でしょうか。
      会場が盛り上がれば、アーティストも応えてくれる、それで演奏がまた盛り上がる・・・。という無限ループ!

      播州最終日にふさわしいライブだったのではないでしょうか。

      (筆&Photo:RIKA)




      たかさご万灯祭2011

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         たかさご万灯祭
          ● 2011年9月23日、24日
            ● 山陽高砂駅南周辺

        今年5年目の万灯祭。
        景観地区のライトアップや、路地キャンドル・・・・
        そして町のいたる至る所で素敵なジャズが聴ける
        秋の夜長にぴったりのイベント!

        昨年までは、お客さんとして遊びに行っていた万灯祭 
        http://diary.t-jazz.com/?eid=29
        今年は、我東播ジャズ倶楽部もプレイヤーとして参加させて頂きました。

        初めての舞台は、歌姫が勢ぞろいしました。
        歌姫たちを支えてくださったのは、東播で活躍しているプロの面々です!
         瀬戸啓二さん(pf)
         奈良原裕一さん(b)
         貴村昌司さん(gt)
         峯麻衣子さん(dr)


        4名とも東播を拠点に活動されていらっしゃる錚々たるメンバーです。
        瀬戸さんと奈良原さんは 大久保の 青空堂 http://www.seitendou.info/ で。
        貴村さんは 高砂のサン・はーばー http://ggyao.usen.com/0003012409/ で。
        峯さんは 明石のPOCHIさん中心なのかな? http://jazzdrum.rakurakuhp.net/

        18:00 を少し回って始まったTJCの野外ライブ。
        会場は高砂コミュニティーセンター裏の広い駐車場、
        一番人通りの賑やかな場所で演奏させて頂きました。

        スペシャルカルテットの演奏からスタートし、お客様の心をまずはわしづかみ!

        1stステージ
        歌姫トップバッターは、加古川・高砂で活動しているヴォーカルグループ Blue Moon から 
        Ikuさん、Aiさん、Chieさん、Lavenderさん。


        スタンダードナンバーを中心に、それぞれ個性豊かな選曲と歌が会場を包み込みます。
        ステージ最後のナンバーは「上を向いて歩こう」。
        4人のハーモニーが薄暗くなった夜空に響きます。
        星の出てくる時間にぴったりのナンバーでした。


        2ndステージは 奈良雅美さん
        "Route 66"で シカゴからサンタモニカまで疾走します。
        ブルージーな歌声は、1stステージとはまた違ったジャズの魅力を引き出してくれます。


        3rdステージは パンダが登場しました。
        パンダのきゃさりんちゃんです。リボンでおめかししたきゃさりんは子供達の人気の的!
        ひみつのアッコちゃんから「すきすきソング」を大熱唱。
        アニメの曲ですが、実はブルース。
        より、ジャズが身近に感じるナンバーだったのではないでしょうか。



        4thステージは、再び Blue Moon から Mireさん Salenaさん Manaさん
        もうすっかりあたりは真っ暗ですが、秋の夜長にぴったりのナンバーをしっとりと優しく歌い上げます。
        このステージではジャズヴォーカルの魅力の一つ、スキャットが炸裂!
        歌い上げるナンバーと、声を楽器として使うスキャット ・・・ 二つの対比が楽しめるステージでした。


        5thステージは 東播ジャズ倶楽部会員オリジナルメンバーのカルテット
        ルミエールジャズ四重奏団。
         北島貴哉(gt)
         筒真マスダ(尺八)
         加藤トシロー(as)
         きゃさりん(vo)


        尺八をフィーチャーした「Summer time りんご追分」でスタート。
        カルテット結成から2回目のステージですが、なかなか堂々と演奏してくれます。
        楽器構成から編曲の難しさもあるカルテットですが、滅多に聴けないユニークな構成ですので
        独特の世界が楽しめたのではないでしょうか。

        6thステージは、歌姫全員登場で、圧巻の歌いまくりステージ!


        終了したのは 21:30頃。

        3時間超の 長丁場のステージ構成でしたが、
        それぞれのステージごとに ジャズの魅力を知るきっかけになる構成になっており、
        よくこれだけの内容に仕上がったなぁと 身内ながら感動を覚えました。


        最後になりましたが、一番大変だったのは スペシャルユニットとして、各ステージごとに
        演奏し、歌姫たちのバックを勤めてくださった、プロの面々だったのではないでしょうか。

        歌う前の少しの打ち合わせでステージをこなしてしまう!さすが!としか言いようがありません。
        「ジャズの街神戸!」と よく言われますが、播州のジャズメンたちは本当に素晴らしかったです!

        他会場でも、盛りあがっていたようで お天気に恵まれた2日間でよかったです。



        ジャズって多様性があって、本当にやればやるほど面白い スルメイカみたいな音楽です。
        来年もまた、皆様の前にたてるように、倶楽部として、活動していけたらとてもありがたく思います。



        (筆:RIKA 絵:しろくま)



        正木麻衣子ライブ at Cafe "WEST"

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            ● 日 時  5月29日(日) 19:00〜21:30
            ● 会 場  Cafe "WEST"(加西市桑原田町)
                   http://www.kasai-west.com/
            ● パーソネル 正木麻衣子 (Vo) 瀬戸敬二(pf) 杉本匡教(Ts) 折井省吾(B) 引田裕路(Ds)

           


           


           


           





          (記:しろくま)



          岩岡 祈りのコンサート 板橋文夫Trioライブ

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              ● 日 時  4月24日(日) 14:00〜17:30
              ● 会 場  南工務店モデルハウス(神戸市西区岩岡町)
                    http://www.kinoie-kobe.com/
              ● パーソネル 板橋文夫 (pf)  瀬尾高志(b)  竹村一 哲(Ds)

            およそテツガクなんてものとは縁がないボクのおかん(今回は実母の方)が、かつて一度だけ神妙な顔をして、ボクにこう語りかけてきたことがあった・・・「物事には必ず陰と陽があるんやで。よう覚えときや」 どこかの新興教団にでも吹き込まれたのかとそのとき思った。

            しかしいま改めて考えてみれば、たしかに物事には必ず二面がある。人間にとって良きものを陽、悪しきものを陰とよぶならば、オカンのテツガクもあながち間違いではないだろう。
            光と闇、善と悪、美と醜、得と失、賢と愚、敵と味方、争いと調和、拘束と自由、平穏と不安・・・
            そんな一枚の紙の表と裏の関係が、人の命を、人の生を翻弄する。

            板橋文夫が「海」を演奏する。
            がなるように、吠えるように彼は歌う・・・

             うみはひろいなおおきいな・・つきはのぼるしひがしずむ

            シンプルで自己完結的なメロディーが延々と繰り返される。板橋さんのピアノは青く透き通った水面を波がうねるがごとく、右に左に何度も何度も走りまわる。岩場で砕ける波頭の飛沫までも表現しようとしているかのごとく繊細に。

             綺麗な海が眼前に広がる。

            ところが・・・ある刹那、平穏な海に暗雲が立ち込めたかと思うと、それは荒れ狂う凶暴な水の塊に変身する。そして人間に襲いかかるのだ。

             ハッと気がつく・・・

            さきほどまで見えていた海、それは三陸の海岸から臨む太平洋の海だったに違いない。
            いまや海は真っ黒なヘドロを巻き上げて、陸地を、人を呑み込んでいく。音の洪水。流されていくものがぶつかる重苦しい音、こすれ合うヒステリックな音を、それぞれの楽器が表現する。

            荒れ狂う海、人は阿呆のように茫然と突っ立って、ただそれを絵巻図のように眺めるだけだ。
            どうしようもない時間だけが流れていく。
            言い古された表現だが、人は自然から限りない恩恵を受けながら、同時に悪魔の仕打ちも受ける。自然は決して人間が思うようにはならないのだ。

            海がもっている陰と陽の姿、それをピアノが織り上げるように表現していく。

            気がつけば・・・また海は優しい顔に戻っていこうとしている。しかし引きずった傷跡は永遠に癒せない。調性のとれた美しい音階と、不協な和音が渾然一体となって最後の一音までざわめき続ける。

            考えてみると、陰と陽も単なる「考え方の区分」にすぎない。自然はそんな甘っちょろい二元論をきっぱりと否定する。海が天使か悪魔かなんて議論そのものも、人間の都合に合わせた考え方にすぎない。海はあくまで海であって人間の営みなどおかまいなしだ。

            板橋さんが表現しようとした海は、まさにそんな海ではなかったのか・・・

             うみはひろいなおおきいな つきはのぼるし ひがしずむ


             
            とりあえず揃い踏みの図・・・最初の一音から軽くノックアウトされる


             
            いつもながらに撮影者泣かせの板橋奏法!


             
            恍惚とした表情の中で音を探す瀬尾高志


             
            清濁のうねりの中で垣間聴こえる旋律こそ美の極致


             
            何かを吐き出したいかのようにスタンディングで


             
            無垢な子供達もきっと何かを感じとっているに違いない



            ※ 参考サイト
              ● ミュージシャンサイト
                板橋文夫  http://itabashi.web.infoseek.co.jp/
                瀬尾高志  http://plaza.rakuten.co.jp/anabiosisofjazz/
                竹村一哲  http://ittetsutaikotataki.web.fc2.com/
              ● 当日のレポート
                会場南公務店WEBサイト  http://www.kinoie-kobe.com/gallery/gallery-695-17891.html
                TJC RIKAブログ  http://blogs.yahoo.co.jp/rika_food_i/19908973.html
              ●当日の「ようつべ」動画一例
                    http://www.youtube.com/watch?v=2YeIZ1-te0s


            (記:しろくま)



            「あえの里」ジャズコンサート

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              特別養護老人ホームでジャズコンサートをやる、しかも現役で活躍中のトップミュージシャン達を集めて・・・TJC高田康暢氏よりこの企画の話を伺ったのは、昨年のことでした。果たしてどんな演奏が繰り広げられるのか、ご高齢の入所者さん達にジャズというものがどのように聴こえるのだろうか?・・・そう言う興味もあって、とても楽しみにしていたこのコンサート。

                ● 日 時  4月18日(月) 開場 13:30    公演 14:00〜15:00
                 会 場  特別養護老人ホーム「あえの里」  (播磨町北古田) http://www.aenosato.jp/
                 パーソネル 今田あきら (pf)   石橋敬一(b)   中屋啓之(Ds)   菊地千恵子(Vo)

              認知症を患っておられる方も少なくない観客席でしたが、音楽によって促されるように、僅かづつではあるけれど、表情が変化していく様を垣間見ることができました。後半では「荒城の月」「ふるさと」などに合わせて手拍子を打ったり、一緒に歌う姿が印象的でした。やっぱり音楽は「聴かせていただくもの」じゃなくて、一緒に「参加するべきもの」なんですね・・・今更ながらにそんな事を。

              演奏・歌共に、会場に対する特別な配慮は敢えて控えられ、通常のライブと何等変わることなく楽しむことができました。ジャズの力、音楽の力ですね。


                前半30分は今田あきらトリオによるジャズスタンダード集 


               
              たくさんの入所者の方々がジャズを楽しみました


               
              後半30分は菊地千恵子さんのボーカルを中心に、親しみやすい日本のメロディーが流れた 


               
              入所者さん達の熱い拍手でエンディング・・・アンコールは二曲


               
              翌日の地元紙「神戸新聞」の記事 





              (記:しろくま)



              中村つよし with 中川さつき ライブ at Carol

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                   日 時  12月4日 14:00 〜 16:00
                  会 場  Music & Cafe キャロル (加古川市別府町)
                         http://carol-yumi.com/
                  パーソネル  中村つよし (vo)   中川さつき (vo)   藪 慶子(pf)
                   チャージ  3,000(1ドリンク付き)

                今回は主催がTJCの仲間アーリーさん。そして自己のブログで、当日の模様や感想を熱く語られています。私の下手な感想文はパスさせていただいて、皆さんにはそちらをご紹介することにしましょう。
                  http://ameblo.jp/aritomi-yumi/day-20101206.html

                参考までに アーティストのサイトです・・・
                 中村つよし  http://www.nakamura-tsuyoshi.com/ 
                 中川さつき  http://www.geocities.jp/satsukingooo/right.html



                (記:しろくま)



                宮之上貴昭クインテット Live at 青空堂

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                     日 時  11月19日 1st 19:30〜  2nd 21:00
                    会 場  青空堂 (明石市大久保)
                           http://www.seitendou.info/index.html
                    パーソネル  宮之上貴昭 (gt)   森本優子 (fl)   瀬戸敬二(pf)
                               奈良原裕一(b)   森田宏明(ds)
                     チャージ  2,500(1ドリンク付き)

                  今回はデジカメを持参し忘れて会場の雰囲気を画像でお伝えできない・・・せめて、当日演奏の中心となった楽曲が納められたCDの写真UPでご勘弁を。ライブ会場でCDを買ったり、サインの列に並ぶなんてことをめったにしないボクなのだが、今回は特別だ・・・。


                   
                  宮之上さんの演奏を聴いたのはかなり以前の事で、末席を汚す観客の一人に過ぎなかったのだが、今回は会場「青空堂」のリラックスした雰囲にも助けられ、氏とゆっくり話をする時間を持つこともできた。オープンマインドで非常にフレンドリーな方であり、氏の神業的演奏のことやこれまで積み上げられた偉業の数々を忘れて、旧知の友人としゃべっているような錯覚に陥ってしまい、ハッと我に返るボクであった。

                  この宮之上マジックは演奏中でもまったく同じだ。合間のトークはオヤジギャグの連発で、シラケ具合でまた観客を笑わせてしまうテクニックも身につけておられる。だが、いったん曲が始まれば、そこには世界最高峰のジャズギターの世界が展開される。ファンの一人としては、ただただ固唾を飲んで聴き入る他ない。このギャップをサラりと演出にしてしまえる人のことをエンタテイナーというのであろう。

                  今回の演奏では、The Sidewinder や Summertime など、お馴染のスタンダードを中心にこれぞモダンジャズといった演奏が続いた。アルバムコンセプトである「ハード・バップ・ギターアルバム」そのものであった。ギター演奏には不向きじゃないかなと思わされるようなテーマを敢えて取り上げ、難なくこなしてしまう。どんなに速いパッセージがあろうと、何でもやってしまうぜぃっ・・・という豪快さに、これまたプロミュージシャンの心意気を聴く思いがした。



                  (記:しろくま)



                  小川隆夫氏の「ONGAKUゼミナール in 神戸」

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                    ブログ・ヘッダーに書かれているように、ここは当地域の音楽イヴェント情報を扱う場所である。しかし、記録としてぜひ残しておきたいイヴェントが、昨日神戸で開かれた。今日はその報告をしたい。

                    「小川隆夫のONGAKUゼミナール in 神戸」
                       日 時  11月14日 14:00〜17:00
                      場 所  Jazz & Cafe M&M (神戸市中央区栄町)
                         http://www6.ocn.ne.jp/~kpsikeda/MandM/
                       公演テーマ 「ジャズ100年の歴史をたどる」
                     ● チャージ  2,500(1ドリンク付き)

                    今回の企画の発端を作られたのがTJC会員の高田氏、そしてそれを細やかな配慮のもと、実現に導かれたのが当会の安田氏であり、東播磨からの参加者をはじめ、京阪神の各所から集まったジャズファン達は、その恩恵にどっぷり浸ることができた。まずは両氏のご尽力に感謝の意を表したい。

                    小川隆夫氏のことをここで改めて紹介する必要はないだろう。ジャズ関係の書籍のページをめくれば、必ずといっていいほど氏のお名前に行き当たる。ジャズの現場に最も肉薄し、ミュージシャンの一番近いところにいつもおられ、その空気をそのまま読者の眼前に運んでくれるジャズ・ジャーナリストである。ジャズ評論家と言われる人達がたくさんおられる中で、敢えて「ジャーナリスト」の呼称に拘っておられるには大きな意味がある。昨日のセミナーで、司会をされた安田氏の口を最初に突いて出た言葉も、まずそのことだった。

                    小川氏のプロファイルや最近のお仕事を知りたい方はこちらへ・・・
                    http://blog.excite.co.jp/ogawatakao/

                    セミナーの内容は、ジャズの歴史100年を振り返り、鳥瞰的な視座から眺め直してみようというものだった。一歩間違えば、学校の講義式授業になりかねないある意味リスキーなテーマでもあるけれど、氏は実際の音源をふんだんに交えながら、入門者にもわかりやすく解説をしてくださった。公演の2時間はあっという間に過ぎ去った。
                     


                    ジャズ100年の歴史を2時間足らずのセミナーで理解することなど到底できない。しかし、氏のたくみな話術によって、多くの参加者が100年の歳月を一跨ぎ(ひとまたぎ)できたように感じたに違いない。それは「価値ある錯覚」というべきものだ。自分の嗜好を拠り所に断片的にジャズを聴いている気ままなジャズファンにとって、通史は何度聴いても勉強になるものだ。

                    セミナーが終わってから、氏を囲んで束の間の茶話会が持たれた。それは、あっというまに質問会にシフトした。普段思っているジャズに関する素朴な質問が、矢継ぎ早に氏にぶつけられる。その個々に丁寧に、そして時に熱く語られる姿が印象的であった。ある意味、そこからが本当のセミナーであったのかもしれない。



                    (記:しろくま)



                    たかさご万灯祭2010

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                      遅ればせながら「たかさご万灯祭」の報告です。それぞれ短時間ですが、とりあえず二日共参加することができました。
                      いやー今年も素晴らしかったですねぇ!お天気もなんとかもってくれたし。

                      例年、音楽中心に二、三の会場で腰に根を生やすのですが、今年は遠方からの来客にハイライトを全て見せようと意気込んで、すべての会場を駆け足で回りました。キャンドルが設置されている路地はすべて踏破したんじゃないかな・・・翌日足がパンパンになってましたが・・・。

                      おかげで、例年じっくり見ていなかった灯りのオブジェや、ライトアップされたレトロな建造物、路地のキャンドルにゆらめく高砂の古い街並みなどを、今年はじっくりと鑑賞することができました。

                      ジャズ演奏の方はどちらかというとBGM的に聴いてしまって、残念ながら強い印象を持って帰るところまではいきませんでした。やはり今年は「耳」よりも「目」を優先した結果なのでしょう。
                       
                      たくさん写真を撮りましたが、ブログに並べるには限界があり、雰囲気が伝わりそうなものを8枚だけ選んでみました。
                       
                      本町のネオンがいつもとちょっと違って見える


                      銀座商店街 : こんなに賑わっていた時代があったのかもなぁ・・・


                      サン・はーばーにて : 25日は大石グループ


                      竹の灯り会場 : 高砂神社  境内全体が光のオブジェ! 圧巻!


                      堀川ステージで演奏する T Win T With Hiro  お馴染の曲を演奏 


                      堀川 : 水の灯り会場の遠景


                      メイン会場とも言える十輪寺にて 二日に渡り4つのビッグバンドが交代で熱演


                      路地キャンドル : 今年は全部で6,000本が設置されたとか・・・それにしても静かだ!




                      (筆:しろくま)
                       



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